2026-05-26
在宅でも行える骨粗鬆症評価 ― 超音波骨密度測定装置を導入しました
当院ではこのたび、在宅医療の現場でも骨の健康状態を評価できる超音波骨密度測定装置を導入いたしました。
年配の方にとって転倒による骨折は、その後の生活に大きな影響を及ぼします。特に大腿骨近位部骨折や圧迫骨折は、歩行能力の低下や寝たきり、要介護状態につながることも少なくありません。
一方で、骨粗鬆症は自覚症状が乏しく、「骨折して初めて見つかる」ケースも多い疾患です。だからこそ骨折を起こす前の早期発見と予防介入が重要だと考えています。
今回導入した検査機器では、踵(かかと)の骨に超音波をあてることで、身体への負担なく簡便に骨の状態を評価することができます。レントゲンによる被ばくもなく、通院が難しい患者様でもご自宅や施設内で検査を受けていただけます。
当院では、検査結果だけでなく転倒歴、歩行状態、栄養状態、生活環境なども含めて総合的に評価し、必要に応じて骨粗鬆症治療や生活指導、訪問看護・訪問薬局を含めた多職種連携による転倒予防につなげてまいります。
「骨折を防ぐこと」は、「慣れ親しんだ生活を守ること」。
在宅医療だからこそできる骨粗鬆症予防に、今後も積極的に取り組んでまいります。